(以下、引用です)
温かな贈り物半世紀 荒川区職員から松代の児童施設へ
東京都荒川区の職員3人が23日、長野市松代町の児童養護施設「恵愛学園」(戸谷隆典園長、49人)を訪問し、子どもたち1人1人にクリスマスプレゼントを手渡した。戦災孤児となった荒川区の子どもを受け入れた縁で、1957(昭和32)年から半世紀にわたって続く恒例行事。さまざまな事情で入所している子どもたちも、温かなプレゼントに大喜びだった。
恵愛学園は47年に東京都の戦災孤児託児施設として出発し、荒川区の孤児も受け入れた。56年に同区の子どもが恵愛学園で暮らしていることを知った荒川区戸籍係の職員有志が、見舞金を園に贈ったのが交流の始まりという。
同区の孤児は61年を最後に園を離れたが、その後も職員有志がボランティアの会をつくり、プレゼントを贈り続けてきた。現在も区職員83人が会員に名を連ねている。プレゼントは前もって子どもたちの希望を聞き、会員のメッセージも添えた。代金は月200円の会費を積み立てて充てている。
この日、園を訪れたのは久保田光男さん(59)と関根一郎さん(57)、高野登志子さん(60)。20代から毎年訪問している久保田さんは「先輩の思いを受け継ぎたくてね。ここに来ないと正月を迎えられない」と笑顔。会員は減りつつあるが、「若い職員にも理解してもらい、今後も訪問を続けたい」と話した。
子どもたちは、お返しに手作りのカレンダーをプレゼントした。戸谷園長は「子どもたちが、皆さんに支えられ、生かされていることを学ぶよい機会になっている」と話していた。
(以上、引用終わり)
とても心が温まる話です。子供たちの心にきっと通じるものがあると思います。こうした交流を地道に続けてこられた関係者の皆様に心から敬意を表したいと思います。

