2005年09月06日

洗脳教育に対する教育委員会の返答

 8月7日の記事「学校での洗脳教育をブログで自慢!」に書いたような教師による子供達への偏向教育について、小坂は翌日、寒川町教育委員会と神奈川県教育委員会に対して調査と厳しい対応を求めるメールを送りました。各教育委員会には返事をいただいた際にはネット上で報告する旨伝えておきました。8月22日にメールで神奈川県教育委員会から、本日9月6日に寒川町教育委員会から封書が到着、両者そろいましたので、ご報告いたします。

9月6日に寒川町長名でいただいた封書の内容は以下の通りです。
「一之宮小学校での戦争教育について
<回答>
 寒川町の教育について貴重なご意見をいただきありがとうございます。
 当該教諭は、日頃から教科指導や児童指導等にも熱心に取組んでおり、また研究会・研修会の講師や青少年指導員なども積極的に引きうける人物であり、児童はもとより保護者や同僚職員からの信望も厚い職員と認識しておりましたので、今回ご指摘いただいた内容を知り、たいへん驚くとともに遺憾に感じております。

1.ご指摘いただいた事項は教育委員会としても厳しく受け止めております。教科指導にあたっては、指導者の主観によって行われるものではなく、学習指導要領に基づいて、なおかつ年間の指導計画に則って適切に行われるべきであり、公教育に携わる教員としては公正中立の立場に立った指導を心がけるべきであるのは基本的なことであると考えております。

2.教育委員会といたしましては、早速本人と当該校の校長を呼び、事実確認を行いました。本人は今年度から当該校で勤務しておりますが、現在6年の担任は受け持っておらず、当該校におけるこのような指導の事実はありませんでした。しかしながら、過去勤務していた学校においてこうした内容の授業を行ったことは認めております。ただ、本人としては一方的な考え方を押しつけようとしたつもりはなく、戦争の悲劇を二度と繰り返してはならないという強い思いから行った授業であったとのことですが、過去の授業とはいえ、一面を強調するような部分もあって誤解を受けるような内容であったことを強く反省しておりました。

3.教育委員会としましては、本人に対して厳重に注意をするとともに、教育公務員としての立場を十分に認識して教育活動にあたること、また誤解を生むような言動等について十分に注意するよう指導いたしました。
 また、各学校に対しては、従前より町民から批判や誤解をうけるような指導を行うことのないよう指導してまいりましたが、今後ともさらに指導をしてまいりたいと考えております。」

8月22日にメールで返事をいただいた神奈川県教育委員会からの返事は以下の通り。
「寒川町立一之宮小学校での偏った戦争教育について
 平成17年8月8日付けのメールにお答えいたします。
 現役小学校教諭のブログにつきまして、県教育委員会からも調査をというご依頼をいただきました。
 市町村立の小中学校における教育課程の編成・実施につきましては、所管する市町村教育委員会にその服務監督権がございますので、県としては、直接調査することはできませんが、寒川町教育委員会へ確認しましたところ、町教育委員会として事実確認等を行い指導したとの報告を頂いております。
 県といたしましては、今後とも、引き続き市町村教育委員会に対し、各学校において適切な教育課程の編成と実施が行われるよう指導をお願いしてまいります。
 問い合わせ先 神奈川県教育委員会教育局 子ども教育支援課企画指導班」

 引用、以上です。残念ながら十分な対応とは言えません。しかし、一定の指導が行われ、今後の抑止にはなるかと思います。教育を聖域とせず、密室内で行われている教育内容に疑問や異常を感じたら教育委員会に対して声をあげていくことが大切だと考えています。小坂も声を挙げていくつもりです。

★学校教育正常化のために積極的に意見を寄せるべき!と考える方はこちらを押して下さい。
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2005年08月30日

偏向教育を行う教師はクビにすべき!

 まずは、「偏った授業を行い処分を受けた教員のニュース」をお読み下さい。

 念の為、読売新聞の記事を抜粋致します。(以下、引用) 東京都教育委員会は30日、区立中学校の女性教員(55)が自ら作成して生徒に配った社会科の資料の中で、都議会議員らの実名を挙げて「歴史偽造主義者」と批判したとして、この教員を戒告処分とした。

 都教委によると、教員は1学期末に3年生計3クラスの社会科・公民の授業で、「表現の自由」をテーマとする生徒の作文をまとめた資料を配布。韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領あてに自ら書いた手紙のコピーを添付し、その中で、都議や都議会が「日本の侵略戦争を認めていない」などと書いていたほか、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を出版した扶桑社を「歴史偽造で有名」などと中傷していた。

 保護者から学校への通報で発覚。都教委は「中学生の教材としては、公人を誹謗(ひぼう)中傷するものは不適切」として処分に踏み切った。(以上、引用終わり)

 この教師は、今回の「戒告」処分だけでなく、以前にも処分を受けています。反省の色は全く無し。彼女を支援する左翼団体文書に掲載されている氏名、増田都子(現在、千代田区立九段中学校教諭)、その人です。その名前で検索すると無数のサイトが出てきます(事例)が、お読みいただければ、如何にひどい教育を彼女がこれまで行ってきたかが明かになります。そうした経緯があるにも関わらず、「戒告」程度の軽い処分しかできないという都教育委員会の態度は、「子供達を偏向教育から守る気が有るのか?」強い疑問と憤りを感じます。問題教師が何度偏向教育を行っても、申し訳程度の処分をするだけというのは行政の責任放棄であり、機能不全と言わざるを得ません。懲戒免職という当たり前ことを当たり前に断固実行すべきです。
 
 今日も偏向教師が教育現場で子供達を洗脳しています。一体いつまで、そうした状況を甘受しなければならないのでしょうか?

★偏向教育を子供達に行う教師は懲戒免職(クビ)が当然!と考える方はこちらを押して下さい。

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2005年08月22日

「先生、たすけてください」

 記事タイトルは元・東京都立学校経営アドバイザーの鷲野一之氏の著書です。この公立学校教員の実践記録を縁有って拝読させていただきました。鷲野一之氏は現職教員時代に敢えて望んで「校長に土下座を要求した子供達を操る左翼教師の巣であった国立市立第二小学校」や「組合支配に耐えきれず校長が辞表を提出した国立第五小学校」、アドバイザーとして「不正勤務や異常な性教育で校長が降格された都立七生養護学校」に赴き、日教組支配の異常な教育現場を糾すべく奮闘された方です。左翼思想が未だにまかり通る教育現場で、教師として正論を貫かれた鷲野氏の活躍に心から敬意を表したいと思います。
 
 教育現場には左翼でないまともな職員組合は無いのか?と思われる方がいらっしゃるではないでしょうか?有るんです、「全日本教職員連盟(全日教連)」という、日本の子供の教育を正道に戻そうと努力している組織が。リンク先を見ていただき、是非、鷲野一之氏も加入していたこの組織の活動を応援していてだければと思います。

「全日本教職員連盟(全日教連)」、頑張れ、と思う方はこちらを押して下さい。
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2005年08月20日

歴史教育の被害者

大学2年生、19歳の夏に台湾国を2週間、一人で貧乏旅行しました。台湾本島の南側に小琉球という島があり訪れた時にポリネシア系原住民の元村長のお宅に偶然の縁有って2泊させていただきました。その際に日本国台湾地方であった時代の日本人との交流を楽しく懐かしいものとして元村長は日本語で話されました。その後の国民党統治下では支配が酷かったことも聞きました。義務教育で教えられた自虐的歴史観にそのとき初めて疑問を持ち、その後時間をかけて勉強し歴史教育の誤りに気付き怒りを感じました。今後、これ以誤った歴史教育の被害者が出ないように尽力します!

★自虐史観に基づいた歴史教育は止めるべき、と思う方はこちらを押して下さい。
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2005年08月12日

杉並区で扶桑社の教科書採択決定

 先ほど、杉並区教育委員会が平成18年度から使用する教科書に扶桑社の「新しい歴史教科書」を採択したと発表されました。市民団体を装った中核派(極めて暴力的な団体。杉並区役所前でも暴力を振るい逮捕されてます。)などの危険団体や、捏造だらけの歴史教科書を自国で使用している支那・朝鮮の関係者、それに連動する人々が採択反対の圧力・妨害活動を活発にしていましたが、子供達が偏った歴史観を持つことなく歴史教育をうけられるようにしなければならないとの強い意思で扶桑社の教科書を採択した杉並区教育委員会の良心に拍手を送りたいと思います。
 なお、マスコミで「普通の主婦」「市民団体」などの説明がなされてもそれは鵜呑みにしてはなりません。中核派をはじめとする過激派メンバーであったりその取り巻きであったりと、とても「普通の市民」とは程遠い存在であることが、頻繁にありますので、注意が必要です。
 
 義務教育の間に、左翼的な偏った歴史観を植え込まれると、そのマインドコントロールから脱するのに多くの時間と労力が必要となります。自分がそうでした。そのような左翼思想に染まった歴史教育の被害者をこれ以上出さないために、これから採択決定を行う自治体の教育委員会は、過激派を中心とした卑劣な圧力に屈することなく決定をしなければなりません。

★過激派の妨害に屈することなく、バランスのとれた扶桑社の教科書を他の自治体も採択すべき!とお考えの方はこちらを押してください。
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2005年08月07日

学校(神奈川県の小学校)での洗脳教育をブログで自慢!

 ブログを始める人が増えています。小坂も20日ほど前から始めさせていただいたのですが、多くの方が見てくださること、コメントを下さることに改めて感謝申し上げます。
 さて、7月31日よりブログを始めたある小学校の6年生の担任教師がいます。ブログは「Keigo Tの日記」。まず、8月6日の記事を読んでみて下さい。正に自虐史観教育の最たる洗脳教育で著しい偏りを感じる内容に突っ込みどころ満載です。

 1.まず、「最後にTBSドラマ「さとうきび畑の唄」を観る。2時間30分近い作品なので、その日は朝の1時間目から3時間目の途中まで使って観る。」と記事の下の方に書いてありますが、小学6年生の授業カリキュラムでこんなに時間をとって単なるドラマを見せることが適切とはとても思えない。

 2.「戦争の授業、のべ10時間くらい。」と有ります。熱心ですね。でも、これだけの時間を使って戦争について教えるなら「戦争が起こった当時の歴史的背景を客観的に教えること」についても十分時間を裂けそうですが、そうした形跡がブログからは全く感じられません。

 3.子供達に教える内容が全般的に「日本は悪の権化」という偏った見方に基づいている。歴史はそんな単純なものではない。

 4.「日本は他の国に攻撃されて当然だ。原爆を落とされてもしょうがない。負けてよかったんだ。そのような思いをもつ。」ように仕向ける教育を行っているようですが、原爆など落とさずとも、当時の状況では日本は降伏したにも関わらず、原爆人体実験をしたい米国が降伏条件に「天皇制維持の保証」をわざと外し、原爆完成までの時間を稼いだ上で広島、長崎に投下したこともご存知無いようですね。あなたに歴史教育を行う資格は有りません。

 このブログの主がどのような学校に属しているか、記事を手がかりに調べる。まず、8月4日の記事に神奈川県藤沢市に有る「神奈川県立教育センター」のこの講座(上から6つ目)を受講したことが書かれており、神奈川県の小学校教諭であることがわかる。また、8月4日の記事の下の方に出ている「子ども事例研検討会」という言葉で検索をかけるとこのページがヒットします。その下の方に出ている事務局担当者の名前と「Keigo Tの日記」の名前に極めて類似性が!!。また、8月4日の記事に「自転車で45分で藤沢市善行に到着」とありますが、ちょうどそれくらいの距離に寒川町立一之宮小学校は有ること等、考えるとこのブログの主が誰であるかについての私の推論はまず、間違いないと思います。念の為、断定は避けておきます(笑)。ご判断はご自身でどうぞ。
 このような教師がいる限り、教育の正常化どころか害悪を撒き散らす教育が推進されてしまいます。昨日のニュースで「教員の免許を更新制にすべきとの答申が出される予定。ただし、現職教員は例外」という内容のものが如何に無意味か!現職教員への免許更新こそ不可欠ですし、それ無しの制度改正などまやかしに過ぎません。

 念の為、この件について明日の朝、神奈川県教育委員会と寒川町教育委員会は小坂からの抗議、教育委員会としての見解表明、徹底調査、再発防止を求めるメールを読むことになっていることをご報告しておきます。その回答が有ればまた、皆様にご報告いたします。

★学校での子供達への洗脳は許せない、とお考えの方はこちらを押して下さい。
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posted by 小坂英二 at 23:58| Comment(106) | TrackBack(3) | 教育・子育て環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月31日

公共心の欠如

 今日、近所の熊野前商店街の主催で「サンバカーニバル」が行われました。小坂は尾久消防団団員として警備に参加。ポンプ小屋からイベント用テントを運び、商店街に面した小学校の校門付近に設置。そこを拠点に3回(16:00、17:30、19:00)開催されるサンバパレードの警備をするわけです。それぞれ30〜50分間のパレードで、500メートル程度の商店街を北端から南端まで到達、折り返す行程のサンバ隊の横にずっと消防団員が付き、混雑する見物客とサンバ隊の間で衝突事故等が起こらないようにするのです。カーニバルは3回とも盛り上がりを見せ、多くの方が楽しまれました。商店街振興のイベントして主催者の皆様が努力されていて今年で23回目だそうです。これからも、多くの方が楽しめるイベントを実施されることを期待しています。
 しかし、そこで感じたのは一部観客の「公共心の欠如」。それも良い大人が・・・。サンバ隊の踊りは非常に激しいものですし、踊り子さんがつけている衣装は孔雀が羽根を広げたような幅の広いもの。商店街の道幅は狭いため、観客が一定のラインより踊り子さんや楽器演奏の方に接触しないように、警備側は制止をしながら気を使うのです。しかし、制止してもラインから出てきて写真をとろうとしたり、急いでいるからと言って制止をずっと振り切りラインから踊り子さんより(=接触ぎりぎり)の脇を走っていったり、果ては、極めて社会的地位が高い人なのに、そのパレードのど真ん中を私の制止も聞かず、横断したり!あきれるよりも、悲しくなりました・・・。そんな大人が今日どれだけいたことか・・・。必死で警備するのは今日の愛知万博のニュースのようなケースにならないようにしたいからなのに・・・。
 これをどう改善するかという問題に、すぐに出せる答えは恐らく無いと思います。長年の誤った教育、社会風土がこうした大人を造りだし、その大人が子供を生み育てる・・・。
 しかし、すぐに改善は無理でも、まず、学校教育で「公共心」を教える機会をまず、増やす必要が有ると日頃から痛感しています。基本は家庭教育であることは論を待ちませんが、その家庭も「そんな大人が親」というところでは、家庭での公共心の教育など望むべくもありません。戦後教育では「権利」ばかり教え「義務」を教えることをおろそかにしてきました。その点をまず変革しなければなりません。

 少し話はずれますが「教育と体罰」という記事が有りますので、まず、お読み下さい。(こんな記事も有ります)その記事に示された認識は小坂の認識と同じものです。一律の体罰禁止をするのではなく、良い体罰と悪い体罰は全く別のものなのに、一般的に「体罰」という言葉だけ「=悪」という考えに思考停止してしまうことはもうやめるべきです。

 私の好きなさだまさしさんの「神の恵み 〜 A Day Of Providence 〜」という曲の一節にこんな歌詞が有ります。

・・・なぜ、そうなったのかは 判らないんだけれど
僕が大人になるにつれて この国はひどくなった
「わがまま」と「自由」の境目がどんどんぼやけていき
「おとな」が「こども」になり「こども」が「おとな」になった・・・ 

 イベント終了後、テントを撤収し、消防団警戒の本部となった小学校校門前に忘れ物が無いか確認した後、心無い人達によってそこに捨てられた煙草の吸殻を拾いながらこの一節を思い出しました。

※「教育現場から中継です」というブログ(内容はタイトルの通り)、教育現場の苦悩が垣間見れて興味深いですよ。

★公共心を学校教育でもっと教えるべきだと考える方はこちらを押して下さい。
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posted by 小坂英二 at 23:56| Comment(6) | TrackBack(2) | 教育・子育て環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月29日

荒川区立中学校で使用する教科書が決定!怒りを感じる結果に・・・

 4年間に1回、中学校で使用する教科書を複数有る出版社の中から選ぶ「採択」という作業を各自治体で行います。荒川区においては、今日、採択の最終段階となる「教育委員会 第4回臨時会」が開かれ、9教科16種目全ての教科書が決定しました。その全結果は荒川区のホームページに今夜中に掲載されますので割愛いたします。
 注目していた、歴史と公民の採択結果はいずれも東京書籍。4年前の前回と同じ結果でした。扶桑社の「新しい歴史教科書」や「新しい公民教科書」のようにバランスのとれた教科書ではなく、日教組や支那・朝鮮半島におもねるような左翼思想が蔓延している東京書籍の教科書がこれから4年間、荒川区の中学校で使われることは残念でなりません。

 13:30に開かれる採択決定の教育委員会の傍聴にと区役所3階に降りると、傍聴抽選を待つ人が多数。傍聴できるのは10名のみで希望者が10名を超えると抽選なのです。小坂を含む37名の傍聴希望者がいて、こよりに赤色(当選)をつけた紐で抽選。小坂ははずれ。しかし、「傍聴できた10人」と「はずれの人」の間にたいした違いはありませんでした。教育委員会開会冒頭「今日の委員会は非公開で行います」と宣言され、傍聴者は追い出されたわけですから。事前に「公開、非公開は会議が始まってから決めます。それを了承して下さい」と傍聴希望者にも伝えてあるとは言え、非公開にするなら事前にそう決めてくれれば、37名が無駄に足を運ぶ必要もないのに・・・。

 東京書籍のホームページのこちらから、教科書を使用しての年間指導計画作成資料を見ることができます。その中の「新編 新しい社会」をご覧下さい。「こういう評価基準、おかしいんじゃないの?」と思うような記述が・・・。
 例を挙げると切りがありませんが、「第二次世界大戦とアジア」に関するページ(資料では88ページ)で評価基準の例として「日本政府の主張を批判的に読むなど、公正な立場で考えている」との記述が有ります。しかし、本当に大切なことは「その時代独特の社会情勢・国際情勢・価値観」が有り、その中で意思決定が行われ歴史が形づくられるという認識のもとで事実を知ることではないでしょうか?そうした背景を無視して、21世紀の現在の価値観で「あの意思決定は良かった、悪かった」と論評することに何の意味があるのでしょうか?ましてや生徒の評価基準に「日本政府の主張を批判的に読む」ことを強いるべきではありません。逆に言えば、当時の日本政府と敵対した様々な勢力(米国や支那等)の主張は肯定的に読むべきなのでしょうか?
 考えてみて下さい。織田信長は天下統一の道筋を付けた歴史上の人物ですが、延暦寺の焼き討ちだけでなく多くの合戦で人命を奪っています。それを現在の価値観で「人を殺すことなく、話し合いで天下統一に道筋を付けるべきなのにそうせず、大量虐殺したから織田信長は大悪人である。歴史的人物としてふさわしくない」などと評価すべきでしょうか?そうではないですよね。その時代背景は決して「話し合いで無血の天下統一」など不可能なものでしたから。この点に異論の有る方はいないと思います。しかし、何故か、明治、大正、昭和初期を教科書で扱う際には、先に挙げたこの東京書籍の評価基準のように「当時の日本は現在の価値観に照らして悪であった」という一方的な価値観を生徒に強いています。しかも、支那や朝鮮半島が戦後政治的プロパガンダででっちあげたような捏造物語を検証もせずに平気で教科書に掲載し、そうした教科書が荒川区で採択される。今回の決定には怒りを感じざるを得ません。
 東京書籍(扶桑社以外はいずれも似たり寄ったりですが・・・・)の偏向性を挙げると切りがありません。そこで、『全「歴史教科書」を徹底検証する』を読んでいただければ、今回の決定がいかに罪深いものか理解していただけると思います。日教組の覚えめでたくなるように書かれた教科書に対しては、心有る方と共にこれからも異議を唱え続けて参ります。

★日本人が日本の歴史をまっすぐ見つめることができる適正な教科書が荒川区で採択されなかったことに怒りを感じる方はこちらを押して下さい。
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posted by 小坂英二 at 19:14| Comment(85) | TrackBack(2) | 教育・子育て環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月28日

都立中高一貫校4校、中学歴史教科書に扶桑社版を採択!

 速報はこちら事前のニュースでも確実視されていたとはいえ、決定が下ったことは喜ばしいことです。歴史の光と影の部分を冷静に見つめ、その時々の歴史的背景をきちんと踏まえた唯一の教科書である「新しい歴史教科書」や「新しい公民教科書」(教科書の記述もこちらから読めます。)に対しては杉並区で中核派の組織的妨害が行われるなど、圧力も有りますが、都の教育委員会の良識が示されました。
 これから1週間、各市区町村での採択決定が続きます。各自治体の教育委員会が良識有る判断をすることを望んで止みません。


★「新しい歴史教科書」「新しい公民教科書」の採択こそ、教育再生に繋がるとお考えの方はこちらを押して下さい。

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posted by 小坂英二 at 12:09| Comment(11) | TrackBack(5) | 教育・子育て環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする