23:59発の夜行バスで仙台へ。林英臣政経塾の東北講座へ。
さて、議題の一つである「荒川区の防災事業概要」に関して小坂から様々な具体論について指摘をさせていただきましたので御報告致します。
是非、御一読いただければ幸いです。
(小坂からの質疑と答弁)
★防災頭巾から折りたたみヘルメットへ転換を!(学校での備え)
小坂:学校において災害時の避難用として防災頭巾を児童が座席に設置して備えている。日頃からクッションとして使えることや、ヘルメットよりも幅広い範囲に火の粉や軽微な爆風を遮断できるという利点は有る。
しかし、ヘルメットに比べると落下物への有効性、強度は低い。そうした現状を踏まえて、最近普及し始めてる畳めるヘルメットの配備を考えるべきと申し上げる。畳んでかさばらない形で児童・生徒の机の横に下げておくことが可能なサイズになる。
その一つに「防災頭巾」と「ヘルメット」両者の利点を備えた新製品(「畳める防災頭巾ヘルメット」)も有るので、そうしたものを取り入れることを教育委員会と協議しながら検討すべきと考えるがどうか?
(※例えばこちらのようなタタメットズキンのような製品、三千円台で小売りされてます。)
区民生活部長:折りたたみ式ヘルメットについてはテレビで見た。防災資機材については年々進歩しているので、教育委員会としてそうした折りたたみ式ヘルメットの活用についても検討することについて協議、また区としての備蓄に導入をしていくことも考えて行く。
避難所運営等に関連して継続的な協議を教育委員会としているが、その継続的協議の中で指摘のような折り畳みヘルメットについての導入も今後議題にしていく。
小坂:防災頭巾を使うということは教育委員会の統一した指導で行っているのか、各学校の判断なのかどちらか?
区民生活部長:仕切りは調べてみるが、防災頭巾を備えること、それを使って訓練を行うということは教育委員会の統一した方針だと理解している。
★AEDの屋外設置更に推進を
小坂:AEDの24時間利用可能な設置場所増加について先程も質疑が有ったが、4月に開館したふれあい館で導入をした屋外設置の現状、特段問題は有るか?今後、新しく設置する区施設には屋外設置を基本とするとの姿勢だと理解しているが、既存の施設でのAEDの屋外設置をしっかりと進めるべきと考える。認識はどうか?
(※関連記事:平成24年3月2日のブログ記事「夜間閉館の区施設でのAED24時間化(屋外設置)、実現へ!」)
地域振興課長:新たに開設した3つのふれあい館において、AEDを屋外設置した。温度変化による電池劣化を防ぐために、格納をするケースのグレードを上げるなどして対応をした。設置後、いいたずら等も無い。既存の施設についても屋外設置を進めて行く。特にふれあい館について、AED更新の際に全て屋外設置する方向で進めて行く。
★水害対策ビルの増加、海抜表示での意識向上を
小坂:水害避難所となるマンション、オフィスビルの指定、都営住宅がまず協定締結となったが、その後の進展は?マンションの管理組合にも直接呼びかけて行っているのか?区報やHP、マンションセミナーでの呼びかけだけではなく、全ての管理組合(マンション)等に呼び掛けの資料を配布し、それぞれの管理組合で議題にしていけるようにすべき。
都市計画課長:マンションセミナー等で協力を呼び掛けている。管理組合での賛同を得るという。防災強力マンションの認定にあたって防災課の協力を得ながら、そのマンション等が防災器材を購入する際の半額助成をしていく。区報やHPなどでも呼び掛けている。に声をかけているが全てはやっていn
小坂:様々な自治体で実施している電柱への海抜の表示を、荒川区でも行い、水害への備えを怠らない意識を醸成するべきではないか?
都市計画課長:実施している自治体を存じているが、研究課題にしていきたい。内容を研究していく。
★訓練場の確保
小坂:尾久消防署・消防団の訓練場所となっている尾竹橋公園横の公園用地はいつまで、訓練場所として使えるのか?その後は?
公園緑地課長:公園の完成時期も定まっておらず、期限は決まっていない。
★消防水利を有効活用するスタンドパイプ設置推進を。
小坂:スタンドパイプが平成23年度は2本新たに設置したとのことだが、スタンドパイプが接続できる給水栓は荒川区内にどの程度有るのか?今後、増やして行くべきではないか?消火活動において注意が必要な機材ではあるが、震災の際には様々な手段で消火活動をせねばならず、極めて有効なスタンドパイプ今後の配備を増やして行くことは必須である。
防災課長:スタンドパイプが接続できる消火栓は千数百ケ所有る。消火活動にはスタンドパイプの活用はとても有効であるが、事故防止などの注意も十分に必要なことである。十分な訓練を事前にすることも必要。24年度は10本追加配備する。今後、拡大していきたい。
★既に配置された防火バケツ2万個が有効利用される雨水利用のドラム設置
小坂:設置を求めてきた「防火用バケツの水利確保」にポリ製ドラムを設置するとの報告が有るが、今年度は具体的に何本程度設置するのか?また、どのような形状のものを設置するのか?。
(関連記事:平成24年3月15日「本会議討論で問題提起をいくつか」で雨水利用の貯水ドラムの提案をしています。)
防災課長:防火用バケツの水利として活用できるように組み込んでいく。雨水利用をでき、蓋も有り下に蛇口も付いたタイプを設置する。まず10台を試験配備する。その後様子を見て100台設置をしていく。
★ボランティアセンター開設・運営訓練について
小坂:事業の中心は社会福祉協議会となるが、震災時のボランティアセンター開設・運営について、実際の想定訓練はどの程度行っているのか?
防災課長:社会福祉協議会においてボランティアセンター開設・運営についての訓練はまだ実施していない。しかし、被災地の釜石市含めて現場から様々なノウハウを得ている。今後、運営訓練、マニュアルも検討中。
★マスコミとの事前協議をしておくべき
小坂:以前も問題提起をしたことだが、震災時にマスコミが押し寄せてくることが考えられる。
例えば、現場への取材は各社ばらばらにするのを許さずに、幹事社が代表で行うなどといった、事前のルール作りを23区特別区で問題提起をし、事前に大手マスコミと前提条件を設定しておくべきではないか?
防災計画担当課長:報道機関への対応について、現行では明確な基準、ルールは無い。報道機関は事前にしばりをかけられることを非常に嫌う。しかし、東日本大震災では現場で被災者のプライバシーが侵害されたり、様々な問題が発生している。指摘を踏まえ荒川区内と共に23区全体の中で問題提起をしていきたい。




防災意識の高い静岡では、普段はクッションとして(特に冬場は冷えに対して先生の評価は高いようです)、あるいは背もたれに(授業中の生徒の姿勢が良くなるそうです)頭巾を使う学校がほとんどです。
ヘルメットの保証期間をご存じでしょうか?どのメーカーも3年迄です、それ以上の保証はしていません、一度落とすと保証の対象外だったり、日光の当たるところには置かないようにと注意書きがあるメーカーもあります。震災以降は、生徒が移動するとき(音楽室や体育館)に、万が一の備えて頭巾を持って移動させる学校が増えました。
たためるヘルメットは確かに言い製品だと思います。けれど小坂様は実際に手にとって使用したことがあるのでしょうか?
とっさの時に、生徒が素早く被れるとは思いませんがどうお考えなのでしょう?ヘルメットと頭巾でどちらが優れているかの問題はナンセンスだと思います。実際に使用してきた現場の先生の意見を聞かれることが一番かと思われます。
一番大事なことは、万が一を想定して、常日頃から防災訓練を頻繁に行い、どのような行動を習慣づけさせて、小さな子どもを速やかに安全に避難させるか? 災害はいつ起こるのか予測不可能です、あらゆる場面を想定して防災対策を講じる必要があります。
1秒、2秒を争うことで子どもの命が守れるのだと思います。