2012年08月28日

震災時の避難所運営の問題提起

 今朝は4時過ぎまで、日本外国特派員協会における記者会見の準備。12:30からの記者会見の報告は明日の記事でさせていただきます。
 
DSC09423.JPG
 こちらの写真は先日、自転車で明治通りを高田馬場から新宿方面に向かって走っていた際に見かけたビルです。垂れ幕がとても良いですね。

 さて、27日の荒川区議会における震災対策調査特別委員会において、議題の一つとして、新たに案が作成された「荒川区避難所運営基準」について議論。

 発言は大会派からおおむね順番になされるので、一人会派の小坂からはそれまでに出ていなかった論点を中心に問題提起を致しました。

 これからも委員会で更に議論を深めて行きますが、まずは、最初の議論における小坂の発言の概要を下記、お伝えさせていただきます。

(小坂からの質疑と役所の答弁)
小坂:避難所運営役員(非常時の中での選出)の人数は?避難所運営委員会(平時におけるルール作りのための組織)の人数は?施設毎に異なると思うが、それぞれの概ねの想定数は?

災計画担当課長:避難所運営役員については人数は定めておらず、避難所の規模に応じて異なるもの。こうした点の打ち合わせを実際に関係町会を集めて行なった。標準的な形では、その際に「部」を6つ作ってもらうようにお願いしている。
区民生活部長:組織を提示できないかと防災課でも検討をしていたが、秋の避難所開設訓練を通して組織体系を示して行きたい。組織ごとに正副の責任者、実働の責任者と考えている。避難所運営役員は30人から40人程度と想定している。

防災計画担当課長:避難所運営委員会は避難所毎で人数の差は出てくるが最低でもその地域の町会から1名は入っていただくことを想定している。

小坂:避難所運営の具体的なルールなど、事前に平時の組織である避難所運営委員会で決定しておくという前提で良いか?非常時に避難所運営のルールをゼロから決めるのではなく、平時の時から決めておくという理解か?ある程度の標準の型を定めておくべきではないか?その上で生活を始めて改善すべき点があれば、決まり事を適宜見直し、避難所内で広報していけば良いのではないか?


防災計画担当課長:そうしたルールについては「できれば、あらかじめ決めておいて欲しい。」と地域に伝えるが、その面での縛りは掛けない。

小坂:各避難所の運営委員会に判断をゆだねるものでは無く、区の意思として「事前に決定をしておくべき」と明確なメッセージとあるべき枠組みを示しておくべき。

区民生活部長:今の質疑を聞いて、その通りだと感じた。各避難所によって意識の高さが異なる面は有るが、平時から決まり事を定めておくことが極めて重要。

小坂:平時の避難所運営委員会で定めた方針を該当する地域の区民に定期的に伝え、地域住民から意見を聴取し、それを決めごとの見直しの際に反映するということも考えておくべきではないか?

防災計画担当課長:小坂議員から提案があったような形で進めていきたい。

小坂:喫煙の扱いを定めておくべきと考えるがその点の認識は?事前に決めておくのか?災害が発生して、それぞれの避難所で議論をし決定をしている暇など無いと思われるし、そうした点の決めごとは予め荒川区で統一ルールにしておくべき。震災時に野放図な喫煙はもちろん、仮に場所を限った喫煙所を設けたとしても、限られたスペースでの受動喫煙被害、火の不始末による火災の危険性などを考えると、避難所は敷地内全面禁煙にすべきと考える。

防災計画担当課長:避難所は区施設であり敷地内全面禁煙と規定する。


小坂:避難所でのネット環境を確保するとの記述が有るが、具体的にどのような器材等を使って確保するのか。
防災計画担当課長:パソコンを繋げる場所を確保するということよりも、ネットができるパソコンを確保しておくということ。

小坂:携帯電話は情報収集にとても有効である。電力復旧後に使えるように、電源を多くの避難者が共有できるようにの確保を各施設で進めるべきではないか?臨時のものだけではなく、常時、広く活用できる電源を設備として用意をしておくべきと申し上げる。
防災計画担当課長:東日本大震災の際には通信各社から充電ができる施設が移動式で来た。そうしたことも含めて、環境を整備していく。

小坂:ペットの扱いについて、散歩の時以外はケージの中にずっと入れているということか、それとも校庭の一部をペットが自由に動けるようにするのか。
防災計画担当課長:施設によって対応は異なるが、原則ケージの中に入れておく。犬は散歩をするということも有るが・・・。

小坂:荒川区での避難所は敷地等も限られており、ペット用の場所をどこまで確保できるか、確保すべきかはとても難しい問題だが、ゲージに入れたままというのはペットにとっても飼い主にとっても厳しい。ペットで一口に犬といっても30cm程度のものから1.5m程度の大きな犬まで様々。どのような想定にしているのか?同行避難できない飼い主の為の場はどこに考えているのか?

防災計画担当課長:ケージに入れたままでは厳しいというのはその通り。何らかの形でストレス発散の方法を考えねばならない。大型の犬については、同行避難が難しいので、そうした方々を対象とした避難施設を区施設の中で確保することを考えている。

小坂:避難所運営基準の中にはペット同行避難者が役割分担をして、それぞれの負担軽減をするという仕組みが書かれていないが、そうしたことを予めルールとして定めておくべきではないか?
防災計画担当課長:指摘のように自己責任を基調としつつも、ペット同行避難者同志で協力をし合うことを考えて行く。

小坂:東日本大震災を始めとする震災時には自衛隊による入浴支援は清潔保持・疲労回復に大きな力となったと聞いている。避難所運営基準の中でも入浴支援について書かれているが、具体的な場所は駐屯予定の尾久の原公園、汐入公園と考えて良いのか?

区民生活部長:自衛隊には様々な協力をいただくが、入浴支援を具体的にはまだ決まっていない。

small_ribon.gif避難所運営のルールについて事前の調整をしっかりと行っておくべき、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
にほんブログ村 政治ブログ 政治家(議員)へninkiblogbanner.gif
blogram投票ボタン
スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
<
posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。